Blog

クリプトメリア・ジャポニカ

〜脳が喜ぶ杉の香り〜

 

 

杉は日本列島固有種。学名を Cryptomeria japonica(クリプトメリア・ジャポニカ)と言います。(ラテン語ではクリプトメリア・ヤポニカ)。 16世紀に日本に来た宣教師たち、そして江戸時代には、あの有名なシーボルト博士などが、日本の豊かな杉林に感動した話などが伝えられていますが昨今、杉と言えば花粉症、そして災害時の山津波などでイメージはよくありません。杉は本来、根を地中深くに伸ばす植物。でも種から生まれた実床苗には直根があるのに、植林される杉は、挿し木によるクローン栽培がほとんどで直根が出てこないのです。だから台風で簡単に倒れ、大雨に流されてしまうのです。

商業用の需要低下、搬出が困難なことによる価値の低下などの理由で十分な間伐をせずに放置された人工林では光が遮られるため、その根元には他の植物が生存できず、生物多様性に乏しいことから「緑の砂漠」という悲しい呼ばれ方をしています。遠くから見ればきれいな緑の林でも、近くに行くと根元には陽がささず真っ暗、そんな森林を見ることがあると思います。それもこれも現代が生んだ経済的事情です。その杉はとてつもない効能を持っているというのに。。。

癒しの効果〈セドロール〉、〈免疫グロブリンA〉

どちらも聞きなれない言葉だと思います。簡単に言うとセドロールは、メラトニンやセロトニンの分泌を促すもので、杉にたくさん含まれています。免疫グロブリンAは、消化管や呼吸器の免疫機構のこと。杉の浄化力によるきれいな空気を吸うと、免疫グロブリンAがアップして自然治癒力が強まり、風邪やインフルエンザ予防に役立つという結果も出ています。また、杉のアロマは脳にもよい効果をもたらすという研究が今、盛んに行われていています。私たちは、日本の固有種である杉と共存していく暮らしを考える時に来ているのではないでしょうか?

『クリプトメリア・ジャポニカ』、この呪文のような名前をどうぞ覚えて親しんでください。