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『日本の国土の60%以上は森林なんだよ!』

 

『日本の国土の60%以上は森林なんだよ!』岐阜・飛騨高山のオークビレッジ代表が常に叫んでいた言葉です。『だから森を大切にしなくちゃいけないんだよ』、と言いながら彼は、東京の街を走り回っていました。オークビレッジの木工品を、森の暮らしを人々に伝えるために。

昔々の夏のこと、週に1度、東京からオークビレッジに通ったことがあります。1ヶ月、アーティストを住まわせて巨大な木のオブジェを5体作るというプロジェクト。東京郊外の遊技場の壁に取り付ける作品作りです。新幹線で名古屋へ、そこから在来線に乗り換えて高山まで。高山本線から下に見下ろす川の流れのきれいだったこと。車で深い山中を走り、危ない峠を越えたこともありました。今は、きれいに道路が整備されているらしいけれど、崖からよく落ちませんでしたね!と言われて、後になってギョッとしたことがあります。

帰りに上高地に寄り道したり、岐阜から富山へ出て、新潟経由で帰ったこともありました。岐阜の白川郷、富山の五家荘など、どこへいっても山、森、木だらけで、そこに人々の暮らしの営みがあったことを知りました。国土の60%以上が森林だということの一片を初めて感じたのでした。山小屋のような宿に泊まり、朴葉味噌や山菜をいただく。山の恵みは素朴でそこに住む人は朴訥で、、、もう30年も前のことです。

今は福岡で暮らし、八女杉、日田杉、小国杉と繋がりました。杉が日本の固有種だということも知らず。ちなみにヒマラヤ杉は、杉ではないマツ科の植物だということを知ったのも最近のことです。杉のアロマについて学び、そしてそのアロマの気持ち良さを体感しています。杉の木っ端を籠に集めてただ触っているだけで頭がすっきりしてくるのです。杉花粉だけで杉を語ってはいけませんね。

森林率のマップの濃い緑に塗られた地域の広いこと。杉の森林の中でできることは何か? 杉材で日々の暮らしを健康に快適にできないか? 『脳が喜ぶ杉の香り』を唱いながら、30年前のオークビレッジを思い出しています。