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小国杉のこと

 

 

熊本県の小国(おぐに)町は、阿蘇山の裾野に広がる林業の町。小国杉は江戸時代、細川藩が各戸に25本ずつの苗木を渡したのが始まりで、その歴史は250余年にも及びます。夏に阿蘇山を訪れたことがあれば、青々とした裾野の風景とともにその涼しさに驚いたはず。また冬には気温がマイナス10℃にも下がり、その寒さに九州・熊本であることが信じられないかもしれません。その寒暖の差が木目の詰まった小国杉を育んでいるのです。

また、小国町は林業だけでなく農業や畜産も盛んで温泉地としても有名なところ。その温泉の地熱が切り出した小国杉をじっくりと乾燥させるために使われています。小国杉は材質、色の良さなどから国の建造物などにも使われています。たとえば、九州国立博物館(福岡県・太宰府市)では、小国杉の湿度調節機能が優れたいるために美術品などの収蔵庫の内装材に使われています。正倉院の宝物が杉の唐櫃に貯蔵されていたのですから当然といえば当然。また、熊本空港の天井には無節の杉がふんだんに使われていて圧巻です。節のない杉をこれだけ贅沢に使った場所というのは少ないと思います。熊本県人の心意気、小国杉への愛情が感じられます…………………

小国杉についての詳細は、「小国町森林組合」のホームページをご覧下さい。

 

私は九州国立博物館の夏の夕暮れ時が好きです。吹く風がとても気持ちが良いのです。夏の太宰府の夏は相当に暑いのですが、博物館そのものが山を切り開いたところにあり、緑がうっそうとした中に佇んでいるので不思議な静寂があります。樹木がある所には精霊が隠れているような気がします……….。

おすすめのホームページをもうひとつ↓

「穴井木材工場 」 建築物や家具など、素敵なお仕事をされている小国町の木材屋さんです。